手強い話。(手怖い話)
そうですねぇ。気温が下がってきて、寒くなってきましたねぇ。
もともと単車に乗っていたので,寒さには結構強いほうですねぇ。
今でも家ん中ではバカみたいに半パン×タンクトップで越冬してますねぇ。
(へっちゃらなので。)
さて、怖い話をしましょうか。
そうですねぇ、一人暮らしをしていた頃の話ですから、かなり前のお話になります。
なんか拾ってくるの好きだったんですよねぇ。
「ゴミ」ですよねぇ。 ゴミ屋敷にはほど遠いですが。
ちょっとおかしなものとか珍しいもの系があるとすぐ拾ってきてましたねぇ。
何個か近所から拾ってきたものがあったのですが、一つを除いてなんだったのか忘れてしまいました。→もともとそんなに興味がなかったのでしょうかねぇ。
ウェットスーツ。
なんででしょうねぇ。私はサーフィンとか海系の活動はまったくしなかったので、珍しいと思ったのでしょうかねぇ。ブルーのウェットスーツでしたねぇ。
一人暮らしの1kの部屋って、たいがい玄関から廊下がのびて、その両サイドにトイレだったりバスだったりがある感じが多いと思うんですよ。
その玄関からの廊下の壁に押しピン。そこにぶら下げてディスプレイっぽく
”それ”を掛けてましたね。
その部屋はロフトがついていた部屋で、廊下が伸びて、ユニットバス。
で、ミニキッチン、ロフトってなもんでした。
ロフトで寝るんですよ。
暑いとか寒いとか言って収納として使いたがる人いますけれど、私は寝たかったんですよ。ロフトで。
どうなんでしょう。
はしごがありますよね。ロフトへ登る為の。
”ロフトで就寝派”からすると、多分はしご部の方に足を伸ばしてお休みになられると思いますが,頭の悪い私はあんまり気にせずに頭のすぐ横はしごっ!みたいな寝かたをしておりましたねぇ。
眼が覚めますよね。
真っ暗闇の中。
ここで眼覚めなきゃお話できませんものねぇ。
やっぱり夜中の丑三つ系ですよねぇ。時間は確認してはおりませんでしたが、
多分暗闇的な判断で。
ざわざわする訳ですよ。胸騒ぎってやつですかねぇ。
当時はそれほど自分自身が「お化けフェチ」って自覚があまりなかったので、
「なんだろ?なんだろ?このドキドキっ!?
キュートなあの娘に恋してるぅっ!?」ってな感じですよ。
ちょっとハサんでみたかっただけです。↑ スミマセン…‥
酒は多分、たしなんでいたと思いますよ。毎日。
バーボン。
好きでしたねぇ。ラッパ飲みってやつですねぇ。
騎兵隊がテッテケテーって感じで毎日呑んでおりましたねぇ。
これ言っちゃうと「お化けの話」に説得力がなくなっちゃうんですけど、
当時は普通にボトル一本空けていましたかねぇ。「普通にっ!」ですから。
べろんべろんべろんっていうのは無かったですねぇ。
多分当時だったら、TVショーでご活躍されている海老蔵様や、そのゆかいな仲間達と呑み比べしても、とっても良い勝負が出来たと思いますよ。 酒豪ですかねぇ。テキーラもタマにいってましたねぇ。
話がそれまくってますねぇ。
だってそんなにお化けっている話でもないんですよねぇ。
ただ、寝てたらはしごから青白い手が にゅっっ って出てただけだからっ。
寝ている頭の横に、ロフトのはしごがある訳ですよ。階下へ降りていく。
そこからはしごに青白い両手がはしごの縦のエンドを ぎゅっ ってつかんでいる訳なんですよ。
で覗きこみますよねぇ。
「だれだろう?こんな夜中にっ?」って。
そしたら手からのびている腕の方は すぅぅぅ〜 ってフェイドアウトしている訳なんですよ。
暗闇の中に。
青白い手ははしごをつかんでいて、腕は身体の「肩」に向かうにつれ、実態が薄くなってなくなり、暗闇の中に消えている訳ですよ。肩まで見えませんでしたねぇ。
お化けですね。酒呑んでるけど。
どうなんでしょうねぇ。
顔の真横に青白い両手が にゅぅぅ って。
普通は怖いんでしょうかね。
寝ちゃいましたね。やっぱり。
一応、握手しようとは試みましたよ。
でも漫画のお化けみたいにスカっ って。
んで何回か確認しましたね。じっくり見て。
酒呑んでるから。アルコールが見せる妖精って可能性もあるし。
寝ましたね。
正直ウェットスーツとの関係性はイマイチ強くは無いのかもしれないけれど。
ウェットスーツ、
袖まくりのような状態になっていたんですよ。そうした覚えないのに。
ブルーのウェットスーツだったから青白くなっちゃったんですかねぇ。
ピンクとかオレンジとかのほうがカワイイのに。残念。
知り合いの方に捨てられちゃいましたねぇ。ウェットスーツ。残念。